東京都内の
新型コロナウイルスの
感染状況などを
分析・
評価する「モニタリング
会議」が
開かれ、
専門家は「
急速な
感染拡大の
始まりと
捉え、
今後の
深刻な
状況を
厳重に
警戒する
必要が
ある」と
指摘し、
感染防止対策の
徹底を
呼びかけました。
会議で専門家は都内の感染状況について、11日までの7日間平均で、新たな感染の確認がおよそ244人となり、前回、1週間前の時点のおよそ165人から大幅に増加したと報告しました。
そして、増加の割合が今のまま4週間続くと、新たな感染の確認は1日当たり1160人程度となり、極めて深刻な状況になると指摘しました。
さらに、65歳以上の高齢者の患者も増えているとして、若い世代だけでなく、幅広い世代に感染が広がっているという認識を示しました。
そのうえで「急速な感染拡大の始まりと捉え、今後の深刻な状況を厳重に警戒する必要がある」と指摘しました。
また、警戒のレベルは上から2番目を維持したものの「感染の再拡大に警戒が必要であると思われる」としていた、先週までの評価のコメントを、今回は「感染が拡大しつつあると思われる」に変更しました。
そして、改めて3密を避けることや、こまめな換気を行うことなど、感染防止対策の徹底を呼びかけました。
一方、医療提供体制については、入院が必要な患者の急増にも対応できる病床の確保が必要だなどとして「体制強化が必要であると思われる」と評価し、上から2番目の警戒のレベルを維持しました。