日本人宇宙飛行士の野口聡一さんなど4人を乗せたスペースXの宇宙船「クルードラゴン」が15日に打ち上げられました。米航空宇宙局(NASA)は、民間企業の力を借りて国際宇宙ステーション(ISS)に宇宙飛行士を送り込む時代の幕開けと位置付けます。
クルードラゴンにはNASA宇宙飛行士のマイケル・ホプキンスさん、ビクター・グローバーさん、シャノン・ウォーカーさんと野口さんが搭乗しています。現在は軌道上にあり、米東部時間の16日午後11時にISSとドッキングする見通しです。クルードラゴンは27時間の間、軌道を周回しながらドッキングに備えます。
打ち上げが当初予定通り14日に行われていれば、ISSはクルードラゴンが約8時間で到達できる位置にあり、待機時間はもっと短いはずでした。しかしハリケーン「エタ」がもたらした悪天候のため、打ち上げは15日に延期されていました。