台風26
号は
日本のはるか
南で
急速に
発達し、
中心付近の
最大風速が60
メートルの
いわゆる「スーパー
台風」となりました。
来週にかけて
西寄りに
進む見込みで、
今後の
気象情報に
注意が
必要です。
気象庁の
観測によりますと、
台風26
号はマリアナ
諸島付近を
西寄りに
進みながら
急速に
発達し、25
日正午の
時点で
中心の
気圧は905ヘクトパスカルと
猛烈な
勢力になっています。
中心付近の
最大風速は60
メートル、
最大瞬間風速は85メートルと、ことし
発生した
台風の
中では
最も勢力が
強まって、
いわゆる「スーパー
台風」となりました。
台風はこのあとも西寄りに進み、来週半ばごろには非常に強い勢力でフィリピン付近へ進むと予想されています。進路によっては、沖縄県の先島諸島などの海上で波が高くなるおそれがあり、気象庁は今後の情報に注意するよう呼びかけています。
台風のメカニズムに詳しい横浜国立大学の筆保弘徳准教授によりますと、今回の台風は、深くまで海水温が高い領域を比較的ゆっくりと移動したため急速に発達したとみられるということです。
筆保准教授は、「この海域は専門家からは魔の海域と呼ばれ台風が発達しやすい場所だ。台風はかなり風が強く、沿岸では高潮のおそれもあるので、進路にあたるフィリピンなどでは早めの対策が必要だ」と話しています。