中国の
李克強首相は
共同記者発表で、「
両国の
首脳が
半年以内の
短い期間に
相互訪問を
実現したことは、
中日の
関係改善や
平和と
友好、
それにウィンウィンの
発展に対する
両国の
国民の
願いを
反映させたものだ」と
評価しました。そのうえで、「
長期にわたって
安定的かつ
健全に
発展する
中日関係を
維持することは
両国の
利益となり、
地域と
世界の
利益にも
なる」と
述べて、
日中関係の
重要性を
強調しました。
そして、李首相は、歴史や台湾について適切に対応し、両国関係の政治的な基礎を守ることを確認したと説明したうえで、「双方は互いが協力のパートナーであり、脅威でないことを実際の行動で示すべきだという考えで一致した」と述べました。
さらに、李首相は「来年の適切な時期に安倍総理大臣が中国を訪問し、第8回の中国、日本、韓国の首脳会議に出席することを要請したい」と述べました。
また、李首相は、経済分野をはじめ幅広い分野で協力を深めることで一致したことを紹介し、来年を両国の「青少年交流を促進する年」と定めて両国の若者の相互理解を促進する考えを示しました。
そして、最後に、「双方が大局的な視野に立てば、両国関係は必ず安定的かつ健全に前進し、新たな成果を得て美しい未来を切り開くことができる」として今後の関係発展に期待を示しました。