韓国軍は北朝鮮が4日朝、発射した中距離弾道ミサイルがおよそ4500キロ飛行したと明らかにしました。
韓国軍は、北朝鮮が4日午前7時23分ごろ、北部の慈江道(チャガンどう)・舞坪里(ムピョンリ)一帯から日本列島を越える中距離弾道ミサイル1発を発射したと発表しました。
飛距離はおよそ4500キロ、最大高度はおよそ970キロ、最高速度はおよそマッハ17としています。
また、韓国政府は午前9時からNSC=国家安全保障会議を開き対応を協議しています。
北朝鮮は先月25日、28日、29日に続き、1日も短距離弾道ミサイルを2発を発射しており、異例のペースでの軍事挑発が続いています。
1日は韓国で「国軍の日」と呼ばれる軍の記念日で尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は「北朝鮮が核兵器使用を試みるなら、韓米同盟と韓国軍の圧倒的かつ決然とした対応に直面することになる」と警告しています。
また、先月末には日本海で海上自衛隊とアメリカ海軍、韓国海軍が共同で潜水艦に対応する訓練などを行っていて、ミサイル発射はこれらの動きへの反発とみられます。