北朝鮮が6
日朝に
発射した
短距離弾道ミサイル2
発について、
韓国では、
低い高度を
変則軌道で
飛ぶロシアのミサイルの
改良型など、2
種類だった
可能性があるという
見方が
出ています。
韓国のユン・ソンニョル(
尹錫悦)
大統領は「
強力な
米韓同盟と
日米韓3
か国の
協力を
土台に、
国民の
安全を
守る」と
強調しました。
韓国軍の合同参謀本部は、北朝鮮が6日朝6時1分ごろから23分ごろにかけて、首都ピョンヤン郊外のサムソク(三石)付近から日本海に向けて短距離弾道ミサイル2発を発射したと発表しました。
▽1発目は、飛行距離がおよそ350キロ、高度がおよそ80キロで、マッハ5の速度で飛行し、
▽2発目は、飛行距離がおよそ800キロ、高度がおよそ60キロで、マッハ6の速度で飛行したということです。
韓国軍の関係者は、2種類の短距離弾道ミサイルが発射されたとみられると明らかにしました。
また、通信社の連合ニュースは、
▽1発目は、北朝鮮が「超大型ロケット砲」と呼ぶ短距離弾道ミサイルだった可能性が、
▽2発目は、低い高度を変則軌道で飛ぶロシアの短距離弾道ミサイル「イスカンデル」の改良型だった可能性が、それぞれあるという見方を伝えています。
韓国のユン・ソンニョル大統領は発射を受けて、記者団に対し「強力な米韓同盟と日米韓3か国の安全保障協力を土台に、国民の安全を守る」と強調しました。
今回の発射の背景には、アメリカの原子力空母が日本海に再び展開したことや、アメリカの要請による国連安全保障理事会の緊急会合の開催に対する北朝鮮側の反発があるとみられ、米韓両軍はさらなる挑発への警戒を続けています。
自民 茂木幹事長“北朝鮮 中国共産党大会後に核実験行うのでは”
自民党の
茂木幹事長は
派閥の
会合で「
高い頻度で
続く一連の
挑発行為は、
国際社会に対する重大な
挑戦だ。
絶対に
看過できず、
最も強い表現で
非難したい」と
述べました。
そのうえで「今月16日から開かれる中国共産党大会が終わると、北朝鮮はまた核実験を行うのではないか。これまでもわが国の上空を飛ぶミサイルを撃ったあと、核実験を行う行動を繰り返してきており、注視していかなければいけない」と指摘しました。