南米チリのイースター島で火山から始まった火災が広がり、世界遺産に登録された巨石像「モアイ像」などの遺跡が焼ける被害が出ています。地元の先住民やチリ当局が明らかにしました。
先住民団体によると、火災は近くにあるラノララク火山から3日に発生し、100ヘクタール以上に燃え広がりました。この火災で、ポリネシア人によって500年以上前に建造されたモアイ像が損傷しました。
ラパヌイ国立公園を管理する先住民団体の代表は6日、「取り返しのつかない」ダメージを負ったと述べ、目に見える以上の被害が出ていると語りました。