アメリカのバイデン政権は高騰していたエネルギー価格を抑制するため、今後、数カ月にわたって大規模な石油備蓄を放出する用意があると明らかにしました。
ホワイトハウスによりますと、バイデン大統領はエネルギー省に対し、12月に1500万バレルの石油備蓄を放出するよう指示しました。
バイデン政権は3月に石油備蓄から1億8000万バレルを放出する計画を発表していて、今回の1500万バレルで計画分をすべて使い切ることになります。
このため、必要であれば今後、数カ月間にわたってさらに大規模な放出を準備するとしています。
アメリカのガソリン価格は6月に過去最高値を付けた後、下落傾向にありましたが今月に入って産油国とロシアで作るOPECプラスが大幅な減産を決めたことで再び上昇に転じつつあります。