米人気ラッパーのカニエ・ウェスト氏(現在は「イェ」に改名)が、米経済誌フォーブスによる保有資産10億ドル(約1480億円)以上の富豪ランキング、「世界長者番付」から外れました。
フォーブスが25日に発表したところによると、同氏の純資産は、これまで15億ドルに上っていたとみられる独スポーツ用品大手アディダスとの契約打ち切りで、4億ドルまで減少しました。
同氏は最近、反ユダヤ的な発言を繰り返したり、米白人至上主義団体「クー・クラックス・クラン(KKK)」に関連するスローガンのTシャツを着たりした問題をめぐり、アディダスのほかにバレンシアガ、ギャップなど大手ファッションブランドとの提携も解消されていました。
残る4億ドルの内訳は不動産や現金、楽曲の著作権と、元妻の女優、キム・カーダシアン氏が設立した下着ブランドの株式5%とされます。