乗っていたいずれも那覇市に住む、船長の玉城正彦さん(62)と機関長の嶺井秀和さん(49)、それに5人のインドネシア人の、乗組員合わせて7人の行方が分からなくなり、捜索が行われましたが、第11管区海上保安本部によりますと、22日夜、漁協に7人全員が無事だという情報が寄せられ、海上保安本部が、全員、フィリピンの港に到着して無事であることを確認したということです。
乗組員から電話で聞き取ったところ、第一漁徳丸は別の船と衝突したあとその船に全員が救助され、きのう、フィリピンのジェネラルサントス港に到着したと話しているということです。乗組員は全員、フィリピンのホテルに滞在しているということで、海上保安本部が詳しい状況を調べています。
組合長「ほっとしている」
転覆した状態で見つかったまぐろはえなわ漁船「第一漁徳丸」が所属する、那覇市にある那覇地区漁業協同組合の山内得信組合長は、NHKの取材に対し、「絶対助かると信じていました。ほっとしています。乗組員を一刻も早く帰国させ、家族に会わせたいです」と話しています。