日本新聞: 遺伝子変異による乳がん予防的な切除を医療保険の適用対象へ

遺伝子いでんし変異へんいによる乳にゅうがん予防よぼう的てきな切除せつじょを医療いりょう保険ほけんの適用てきよう対象たいしょうへ

Dec 13, 2019 17:12

Furigana

遺伝子いでんしに変異へんいがあり、乳にゅうがんや卵巣らんそうがんになった患者かんじゃが、新あらたな発症はっしょうを防ふせぐために、健康けんこうな状態じょうたいの乳房ちぶさや卵巣らんそうを切除せつじょする手術しゅじゅつについて、来年度らいねんどから公的こうてきな医療いりょう保険ほけんの適用てきよう対象たいしょうとすることが、中医協ちゅういきょう＝中央ちゅうおう社会しゃかい保険ほけん医療いりょう協議きょうぎ会かいで了承りょうしょうされました。

乳にゅうがんや卵巣らんそうがんなどになり、「遺伝いでん性せい乳にゅうがん卵巣らんそうがん症候しょうこう群ぐん」と診断しんだんされた患者かんじゃが、新あらたな発症はっしょうを予防よぼうするために健康けんこうな状態じょうたいの乳房ちぶさや卵巣らんそうを切除せつじょする手術しゅじゅつを受うける場合ばあい、現在げんざいは公的こうてきな医療いりょう保険ほけんが適用てきようされず数すう十じゅう万まん円えんの治療ちりょう費ひを、すべて自己じこ負担ふたんする必要ひつようがあります。

厚生こうせい労働ろうどう省しょうは、13日にちの中医協ちゅういきょう＝中央ちゅうおう社会しゃかい保険ほけん医療いりょう協議きょうぎ会かいで、予防よぼう的てきな乳房ちぶさや卵巣らんそうの切除せつじょについて、治療ちりょうの有効ゆうこう性せいや安全あんぜん性せいが確認かくにんされたとして、患者かんじゃの負担ふたんを軽減けいげんするため、公的こうてきな医療いりょう保険ほけんの適用てきよう対象たいしょうとすることを提案ていあんし、了承りょうしょうされました。