政府の
来年度予算案の
決定に
向けて、
麻生副総理兼財務大臣と
各大臣による
閣僚折衝が
行われ、
これまでに
河野防衛大臣との
折衝で
航空自衛隊の
F2戦闘機の
後継機の
開発費用として111
億円を
盛り込むことで
合意しました。
麻生副総理兼財務大臣と各閣僚との折衝は午後2時半ごろから始まりました。
このうち河野防衛大臣との折衝では、航空自衛隊のF2戦闘機の後継機を外国との協力を視野に日本主導で開発するため、主要部分の開発費として111億円を盛り込むことで合意しました。
また萩生田文部科学大臣との折衝では教員の負担軽減に向けて英語教育を担当する小学校の教員を新たに1000人増やすことなどで合意したほか、部活動の指導などにあたる外部人材を配置するのに必要な経費として62億円を充てることが決まりました。
萩生田文部科学大臣は麻生財務大臣との閣僚折衝のあと記者会見し、「教員の働き方改革はまさに総力戦で臨まなければならない。教員定数を着実に増やし外部人材を配置をして、できるだけ教員の皆さんが本来の仕事に取り組むことができる環境をつくることが大事だ」と述べました。
このほか、赤羽国土交通大臣との折衝では自治体が管理する橋やトンネルなどの老朽化対策を支援する費用として2223億円を盛り込むことが決まったほか、茂木外務大臣とは海洋プラスチックごみの対策をはじめ、国連が目指す「持続可能な開発目標」を達成するための費用などとして25億円を充てることで合意しました。
17日の閣僚折衝は午後4時半ごろまで続く予定で、政府は今月20日に予定している来年度予算案の閣議決定に向けて、大詰めの調整を進めることにしています。