台風19
号で
住宅が
水につかる
被害が
相次いだ
東京 世田谷区で、
区による
住民への
説明会が
開かれ、
参加者から
浸水対策や
避難所の
運営などについて
対策を
求める声が
相次ぎました。
東京 世田谷区は
台風19
号で
多摩川沿いを
中心に
水につかり、
全壊の
住宅が
1棟、
半壊と
一部損壊の
住宅が
合わせて560
棟に
上っています。
区は、り災証明の発行などが一段落したため、21日から住民への説明会を始め、2回目の22日は多摩川に近い二子玉川小学校におよそ280人が集まりました。
はじめに区の担当者が浸水が広い範囲に及んだ原因について、多摩川の水門を閉めたことで内水氾濫が起きたことや逆に、閉めなかった水門があったため多摩川の水が水門から住宅地にあふれたなど、複数の可能性があると説明しました。
このあとの質疑応答では、住民から「浸水被害の再発防止にむけてしっかりと検証してほしい」とか、「もっと多くの避難所を開設できたのはないか」といった要望が相次ぎました。
マンションの1階の部屋が床上まで水につかったという男性は「もう少し早めに行政から説明がほしかったです。同じような雨が降ったときにどうなるか不安ですが、行政が対策をとってくれると信じるしかありません」と話していました。
区では今後、外部の有識者を交えた検証委員会を開いて、浸水の原因や対策について来年6月をめどにまとめることにしています。