公文書の
取り扱いについて、
内閣府が
7つの
府省庁などで
実施された
昨年度の
監査結果を
聞き取ったところ、
およそ97%の
部署で
公文書の
管理方法に
問題などがあったことが
明らかになりました。
内閣府の
公文書監察室は、
公文書の
取り扱いについて
各府省庁が、
昨年度実施した
内部監査の
状況を
把握するため、
無作為に
選んだ
7つの
府省庁などを
対象に、ことし
9月から
今月にかけて
聞き取り
調査を
行いました。
それによりますと、内閣官房や内閣府、それに文部科学省などが内部監査を行った170の部署のうち164部署、率にして96.5%の部署で、公文書の管理方法に問題などがあったことが明らかになったということです。
具体的には、公文書のタイトルや保存期間を記した管理簿への記載漏れや記載の誤りなどに加え、公文書の保存期間が満了したあとの取り扱いを決めていない例もあったということです。
また、公文書監察室が11の省庁の出先機関を調査したところ、管理簿への誤った記載などのほか、公文書の保存期間が本来より短く設定されているケースがあったということです。
政府は、24日開かれる公文書管理委員会で、今回の結果を報告することにしています。