鹿児島市は24日、同市の医薬品開発受託・研究会社「新日本科学」の元職員がサル由来のBウイルスに感染していたと発表しました。同社では11月に技術員1人が国内で初めて感染しており、今回で2例目です。調査の過程で元職員の感染が判明しました。現在も加療中ですが、同社は容体を明らかにしていません。
市や同社によると、元職員は技術員として同社に勤務していた際、薬に使う化合物の安全性をサルなどで実験する施設「安全性研究所」で感染したとみられます。2014年に体調不良で医療機関を受診しており、今月に入り、当時採取していた検体を国立感染症研究所で調べた結果、Bウイルス感染が確認されました。