アメリカとイランの
対立の
舞台となっているイラクの
首都バグダッドで
5日夜、
アメリカ大使館をねらったとみられる
ロケット弾の
攻撃があり、
大使館に
被害はありませんでしたが、
近くの
住宅のイラク
人3人が
軽いけがをしました。イランとつながりが
深い地元の
イスラム教シーア
派の
武装組織による
報復ではないかとの
見方が
出ています。イラクの
首都バグダッドで
5日夜(
日本時間6日午前4時半すぎ)、
ロケット弾によるとみられる
爆発音が
3回にわたって
鳴り響きました。
イラクの治安当局によりますと、合わせて3発のロケット弾が発射され、このうち2発はアメリカ大使館がある「グリーンゾーン」と呼ばれる地区に着弾しました。
大使館に被害はありませんでしたが、もう1発は近くの住宅に着弾し、地元のイラク人3人が軽いけがをしました。
犯行声明などは出ていませんが、イラクではアメリカ軍によってイランの司令官とともに幹部が殺害された地元のシーア派の武装組織「カタイブ・ヒズボラ」が5日の夜以降、アメリカの関連施設を攻撃すると警告していました。
このため、こうした武装組織が報復に出たのではないかとの見方が出ています。