かんぽ
生命の
保険の
不適切な
販売問題を
受けて
今月、
日本郵政の
新しい社長に
就任した
元総務大臣の
増田寛也
氏が
9日初めて記者会見し、
顧客に
不利益をかけたことを
陳謝しました。そのうえで、
全容の
解明に
向けて
詳しい調査の
対象を
広げる考えを
示しました。かんぽ
生命の
保険の
不適切な
販売問題を
受けて
今月6日付けで
就任した
日本郵政の
増田寛也
社長と
日本郵便の
衣川和秀社長、
そして、かんぽ
生命の
千田哲也社長の
3人は
9日初めて記者会見しました。
冒頭、増田社長は「お客様の信頼を裏切り、契約者に不利益を発生させたことを深くおわび申し上げます」と改めて陳謝しました。
そして、不適切な販売だった可能性のあるおよそ18万3000件以外に詳しい調査の対象を広げ、調査体制も拡充していく方針を示し「一刻も早く全容を解明してお客さまの不利益を解消し、再発防止策を講じて一歩一歩、信頼を回復しなければならない」と述べました。
さらに、前の上級副社長の鈴木康雄氏が、総務省の前の事務次官から行政処分の検討状況を聞き出したとされる問題については「官民癒着が当社に起きているのではないかということで、調査すべきだと考えた」と述べ、調査しないとしていた前の経営陣の方針を転換し、調査する考えを示しました。