IR・
統合型リゾート
施設をめぐる
汚職事件で
逮捕された
秋元司衆議院議員(48)が
3年前にプライベートジェットでマカオ
などを
訪れた
際の
百数十万円の
旅費を、
贈賄側の
中国企業が
負担していた
疑いが
あることが
関係者への
取材で
分かりました。
秋元議員は
ほかにも
中国企業側から
講演料として200
万円を
受け取っていて、
東京地検特捜部は
秋元議員への
賄賂の
総額が700
万円を
超える疑いが
あるとみて、
捜査を
進めているものとみられます。
IRなどを
担当する
内閣府の
副大臣だった
衆議院議員の
秋元司容疑者は
IR参入を
目指していた
中国企業「500ドットコム」
側から
3年前の
平成29
年9月、
現金300
万円の
賄賂を
受け取ったなどとして
収賄の
疑いが
持たれています。
関係者によりますと、秋元議員はこの3か月後の平成29年12月、贈賄側の中国企業が用意したプライベートジェットで中国 深※センにある本社やマカオのカジノ施設などを訪れていましたが、この際の百数十万円の旅費を中国企業側が負担していた疑いがあることが関係者への取材で分かりました。
秋元議員の後援会の政治資金収支報告書には中国企業の元顧問が関係する香港の会社に旅費として256万円を支出したと記載されていますが、実際には支払っていなかった疑いがあるということです。
また秋元議員側には平成29年8月に中国企業が那覇市で主催したシンポジウムの講演料として副大臣就任後に200万円が支払われていて、東京地検特捜部はこうした一連の利益供与が賄賂に当たると判断し、賄賂の総額は700万円を超える疑いがあるとみて、捜査を進めているものとみられます。
弁護士によりますと、秋元議員は容疑を全面的に否認し、旅費については「秘書が処理したと思っていた」と説明しているということです。
※センは「土」へんに「川」