名古屋市の
名城大学で
准教授が
刃物で
刺された
事件で、
殺人未遂の
疑いで
逮捕された
理工学部の
男子学生が
事件の
数日前から
刺そうと
考えていたという
趣旨の
供述をしていることが
捜査関係者への
取材で
分かりました。
警察は、
単位の
取得をめぐって
准教授に
不満を
抱いていた
学生が
口論を
きっかけに
事件を
起こしたとみて、いきさつを
調べています。10
日、
名古屋市天白区の
名城大学の
研究実験棟で
理工学部の40
歳の
准教授が
首や
胸をはさみで
刺されてけがをし、
警察は
理工学部の
3年生、
野原康佑容疑者(22)を
殺人未遂の
疑いで
逮捕し、12
日、
検察庁に
送りました。
これまでの調べに対し、男子学生は「レポートの提出が期限に間に合わないことを謝罪しに准教授を訪ねたが、単位をあげないと言われ腹が立って刺した」と供述していることが分かっています。
その後の調べで、男子学生が事件の数日前、授業中に准教授からレポートの提出期限の話をされた際、「単位がもらえないなら刺そうと考えた」という趣旨の供述をしていることが捜査関係者への取材で分かりました。
「はさみは前日に用意した」とも供述していて、警察は単位の取得をめぐって事件前から准教授に不満を抱いていた学生が口論をきっかけに事件を起こしたとみて、いきさつを調べています。