国際的な
人権団体、「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」は、
香港の
空港に
到着した
団体の
代表が
香港の
入管当局に
入境を
拒否されたことを
明らかにしました。
団体の
代表は、
入境拒否は、
人権擁護の
国際的な
取り組み
に対する
中国政府の
姿勢を
如実に
表している
などと
批判しています。
アメリカ・ニューヨークに
本部が
ある国際的な
人権団体、「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」は、
香港の
空港に12
日に
到着したケネス・ロス
代表が
香港の
入管当局によって
入境を
拒否されたことを
明らかにしました。
入境を拒否された理由は明らかにされていませんが、ロス代表は15日に香港で記者会見し、世界の人権状況についてまとめた年次報告書を発表する予定だったということです。
ロス代表は、すでにアメリカに引き返したということです。
中国政府は、アメリカで香港での人権と民主主義の確立を支援する「香港人権法」が成立したことを受けて、「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」を含む5つのNGOに制裁を科すことを先月、発表しています。
ロス代表は、「今回の年次報告書は、人権擁護の国際的な取り組みに対して、中国がいかに、攻撃を強めているかに焦点を当てている。今回の入境拒否はこの問題を如実に表している」とSNSに投稿し、中国政府を批判しています。