プラスチックごみによる
海洋汚染が
課題と
なる中、
植物由来の
樹脂で
作られ、
海の
中で
分解される
レジ袋を
愛媛県四国中央市の
企業が
新たに
開発し、ことし
7月にも
販売を
始めることになりました。
このレジ袋は
愛媛県四国中央市に
ある国内最大手のレジ
袋メーカー「
福助工業」が
群馬大学と
共同で
開発し、サトウキビやトウモロコシ
など植物由来の
樹脂が
原料に
使われています。
スーパーなどで配られる標準的なサイズで、重さ8キロの荷物を詰めて運べる強度をもち、海の中ではバクテリアによって180日以内に袋の9割以上が水と二酸化炭素に分解されます。
素材の配合割合や成形加工に独自のノウハウが使われ、現在、ベルギーの認証機関に海洋生分解の製品として申請しています。
認証されれば海の中で分解されるレジ袋としては世界で初めてだということです。
早ければ、全国の小売店でレジ袋の有料化が義務づけられることし7月にも販売を始めることにしていて、価格は従来のレジ袋の7倍から10倍ほどしますが、すでに複数の企業から引き合いがあるということです。
福助工業の大野輝幸 営業業務部長は「海洋汚染対策に貢献し、経営面でも恩恵も受けられるのではないかと期待している」と話しています。