IR=
統合型リゾート
施設をめぐって
秋元司衆議院議員が
再逮捕された
汚職事件の
関係先として
東京地検特捜部が
海外の
大手カジノ
事業者の
日本法人を
捜索していたことが
関係者への
取材で
分かりました。
秋元議員は
贈賄側の
中国企業の
招待でマカオを
訪れた
際、この
事業者が
運営するカジノを
訪れていたということで、
特捜部は
当時の
詳しい経緯について
調べを
進めているものとみられます。
IRなどを担当する内閣府の副大臣だった衆議院議員の秋元司容疑者(48)は3年前の平成29年12月、贈賄側の中国企業に招待されてマカオなどを訪れた際、およそ150万円相当の旅費の提供を受けたなどとして収賄の疑いで再逮捕されました。
この旅行の際、秋元議員は、海外の大手カジノ事業者が運営するマカオのカジノを訪れていて、東京地検特捜部が事件の関係先として、東京 千代田区にあるこの事業者の日本法人を捜索していたことが関係者への取材で分かりました。
特捜部は押収した資料を分析するなどして秋元議員がマカオを訪問した際の詳しい状況について捜査を進めているものとみられます。
大手カジノ事業者の日本法人はNHKの取材に対し「捜査についてはコメントできない。運営するマカオの施設を秋元議員が視察に訪れたことはあるが、違法なことは一切ない」と話しています。
弁護士によりますと秋元議員は一連の事件について全面的に不正を否定しています。