根の
部分が
山芋に
似ている「グロリオサ」という
毒のある
植物を
食べた
鹿児島県の80
代の
男性が
死亡していたことが
分かり、
県が
誤って
食べないよう
注意を
呼びかけています。
鹿児島県によりますと、
先月31
日に
県内の80
代の
男性が、
自宅で
栽培していた「グロリオサ」の
根の
部分を、
すりおろして
食べたということです。
その後、腹痛やおう吐など食中毒の症状が出たため、医療機関で手当てを受けていましたが、今月3日に亡くなりました。
「グロリオサ」はイヌサフラン科の植物で花が美しいため、園芸用として市販されています。
この植物はコルヒチンという毒を含んでいて、根の部分は山芋とよく似ています。
このため厚生労働省は、食用と間違えやすい有毒植物としてチラシなどで注意を促しています。
亡くなった男性は、自宅の家庭菜園で山芋も栽培していたということです。
鹿児島県生活衛生課は、誤食に注意を促すとともに家庭菜園などで観賞用の植物と野菜を一緒に栽培しないよう呼びかけています。