11
日未明、
東京・
八王子市で、
住宅など合わせて
6棟の
建物が
焼ける火事があり、
高齢の
男女2人が
死亡しました。
警視庁や
東京消防庁によりますと、11
日午前1時すぎ、
八王子市子安町で
建物から
火が
出ているのを
通りかかった
人が
見つけ
消防に
通報しました。
ポンプ車など合わせて16台が出て消火にあたり、火はおよそ3時間後にほぼ消し止められましたが、火元とみられる木造平屋建ての住宅が全焼するなど、合わせて6棟の建物、およそ120平方メートルが焼けました。
この火事で、火元とみられる住宅に住んでいた高麗富雄さん(78)が病院に搬送されましたが、およそ1時間後に死亡しました。
また、同じ住宅の寝室付近から女性が遺体で見つかり、警視庁は、高麗さんの妻ではないかとみて確認を進めています。
現場は、JR中央線の八王子駅の南側にある住宅や店舗が建ち並ぶ地域で、近所の人によりますと、出火当時は建物から炎が激しく上がっていたということです。警視庁が火事の状況や出火原因を調べています。
11日午前1時15分ごろ近所に住む男性が撮影した映像では、住宅が激しい炎に包まれ、火の粉が舞っています。
また、消防隊員とみられる人たちが消火活動にあたっている様子も映っています。
別の映像では消防車や救急車が複数台、近くの道路に集まっていました。
撮影した20代の男性は「焦げ臭い匂いがしたため現場に駆けつけました。炎はかなりの勢いでした」と話していました。