中国でグローバル企業などが参加する国際博覧会が開幕しました。景気減速が続くなか、外国企業を中国市場に呼び込む狙いがあるとみられます。
中国・北京で26日、開幕した国際博覧会には600を超える企業や団体が参加し、電気自動車や家電など最新の製品が展示されました。「グーグル」や「テスラ」などアメリカの大手企業も多数、参加しています。
トランプ次期大統領が中国からの輸入品に対して追加で10%の関税をかけると表明するなか中国としては、名だたるグローバル企業が多数参加する博覧会を通して、中国市場の重要性をアピールする狙いがあるとみられます。
李強首相も、トランプ氏の関税引き上げ方針を念頭に「さまざまな形式のデカップリング=分断に反対する」と強調しています。
博覧会には日本企業も複数参加していて、自社の製品のアピールのほか、来年開幕する大阪・関西万博のPR活動も行われています。