最近ネットフリックスが公開したクリスマス映画の2作品が、すでに視聴ランキングのトップに立ち、さらに多くの作品が公開予定となっている。
ロマンティック・コメディの『ミート・ミー・ネクスト・クリスマス』は、11月6日の公開から5日間で約1800万回視聴され、その週のネットフリックスにおける米国映画ランキングで1位を獲得した。クリスティーナ・ミリアンとディヴェイル・エリスが主演するこの作品は11日からの2週目にも上位に入ったが、視聴回数は約1200万回で首位からは陥落した。
そして、代わりにトップに浮上したのが、公開後の5日間で1600万回視聴された『スノーマンに恋して(原題:Hot Frosty)』だ。この作品は、夫を亡くした若い女性が人間の姿になった雪像と恋に落ちるというファンタジーロマンスで、SNSを中心に話題を集めている。
この映画には、「クリスマス映画の女王」と呼ばれるレイシー・シャベールやダスティン・ミリガン、クレイグ・ロビンソンらが出演しており、『ミーン・ガールズ』のオマージュが含まれる奇抜なストーリーが一部で「やりすぎだ」と批判される一方で、「誰もが見るべき映画だ」という意見もある。
さらに、ネットフリックスのホリデームービー第3弾の『ザ・メリー・ジェントルメン』は、20日の公開直後からランキングを駆け上がり、『スノーマンに恋して』を抜き去りトップに浮上した。この映画は、ブロードウェイの舞台で活躍していた女性が、両親が経営するナイトクラブを救うために男性だけのクリスマスショーを企画するラブコメディで、ドラマ『ワン・トゥリー・ヒル』で知られるチャド・マイケル・マーレイが出演している。
批評サイトのRotten Tomatoesでは、『スノーマンに恋して』が今年公開されたネットフリックスのオリジナル映画の中でもトップクラスの、82%という高い評価を獲得している。一方、『ミート・ミー・ネクスト・クリスマス』のスコアは69%だ。
ネットフリックスでは、他にも下記のようなクリスマス映画の公開が予定されている。
『リトル・シークレット・イン・クリスマス(原題:Our Little Secret)』(11月27日公開):リンジー・ローハンとイアン・ハーディングが主演する、元恋人同士を描いたラブコメディ。ケンカ別れした2人は、付き合っていた事実を隠しながら同じ家でクリスマスを過ごさなければならない状況に直面する。
『あの年のクリスマス(原題:That Christmas)』(12月4日公開):子供向けアニメのクリスマスコメディ。隠れた名作の児童書3部作を原作にした家族と友達、愛と孤独が織りなす物語となっている。
『セキュリティ・チェック(原題:Carry-On)』(12月13日公開):タロン・エジャトン演じる空港のセキュリティ部門の職員が謎の旅行者から脅迫され、危険な荷物をクリスマスイブのフライトに運び込むよう命じられるスリラー映画。