ガザ
地区では、イスラム
教徒が
日中の
飲食を
断つ最も神聖な
月、ラマダンが
始まった
後も、イスラエル
軍はイスラム
組織ハマスの
幹部が
利用していたとする
地下施設を
空爆したと
発表する
など、
依然として激しい攻撃を
続けています。
ガザ地区では11日、イスラム教徒が日中の飲食を断つ最も神聖な月、ラマダンが始まりました。
AP通信が現地で撮影した映像では、南部ラファにあるモスクが空爆によって破壊されたため、近くの路上で礼拝を行う様子が写っています。
一方、イスラエル軍のハガリ報道官は11日の記者会見で、ガザ地区の中部ヌセイラトでハマスの幹部が利用していたとする地下施設を空爆したと発表しました。
ハガリ報道官は、この地下施設にはハマスの軍事部門ナンバー2の幹部や、ガザ地区内で兵器関連の責任者となっている人物の2人がいたと主張したうえで、攻撃の結果、殺害したかどうかは確認中だとしています。
現地の保健当局は11日、過去24時間だけでも67人が死亡したほか106人がけがをしたと発表しています。
ガザ地区では、人道状況が悪化している影響で、攻撃の犠牲者だけでなく、栄養失調などで亡くなる人も増えていて、WFP=世界食糧計画は空からの支援物資の投下では食料の支援は不十分だとして、陸路からの物資の搬入を急ぐべきだと訴えています。