将棋の
八大タイトルの1つ、「
棋王戦」
五番勝負の
第4
局が
栃木県で
始まりました。
ここまで2
勝をあげている
藤井聡太八冠(21)が
勝ってタイトル防衛を
決めるか、
挑戦者の
伊藤匠七段(21)が1
勝を
返して
粘りを
見せるか
注目されます。
「棋王戦」五番勝負の第4局は栃木県日光市で行われ、挑戦者の伊藤七段が先に対局室に入ると、続いて藤井八冠が盤の前に座りました。
対局は午前9時に始まり、先手の伊藤七段が飛車先の歩を突くと、後手の藤井八冠は同様に歩を動かして応じ、互いに駒組みを進めていました。
藤井八冠は今回がことし2回目の防衛戦で、「王将戦」に続く防衛とともに「棋王戦」2連覇を目指します。
一方、伊藤七段は藤井八冠と同い年で、去年の「竜王戦」以来2回目のタイトル戦です。
そのときは藤井八冠に4連敗で敗れ、今回、雪辱を期す戦いとなります。
「棋王戦」五番勝負は先に3勝した方がタイトルを獲得します。
第1局は互いの「玉」が詰む見込みがなくなる「持将棋」によって引き分けとなり、第2局と第3局は藤井八冠が2連勝しています。
藤井八冠がきょうの対局に勝ってタイトル防衛を決めるか、伊藤七段が1勝を返して粘りを見せるか、第4局の勝敗は今夜決まる見通しです。