オーストラリアのシドニーからニュージーランドのオークランドへ向かって飛行中の南米チリのラタム航空の旅客機が今月11日、突じょ急降下し、負傷者約50人が出た事故で、米紙ウォールストリート・ジャーナルは15日、操縦室内での「ミス」が原因だったとみられると報じました。
同機は米ボーイング社製の787型機で、突然の高度の急減は機体上の欠陥とは一切、無関係だった可能性があるとしました。
同紙は、客室乗務員が食事を操縦室に運んだ際、操縦士の座席に備えられているスイッチを誤って押してしまったことが考えられるとしました。
これが操縦士の電動式座席を動かし、その弾みでパイロットが予想外の操作を強いられて、機首を押し下げるなどの結果につながったとみられるという。操縦士はその後、機体の制御に成功、無事に目的地へ到着していました。