イギリスで拘束中の内部告発サイト「ウィキリークス」の創始者、ジュリアン・アサンジ被告がアメリカへの身柄引き渡しに関して不服を申し立てている問題で、イギリスの裁判所は引き渡しの判断を先延ばしました。
アサンジ被告を巡っては、「ウィキリークス」を通じてイラク戦争に関する機密文章を暴露した罪などでアメリカで起訴され、現在、イギリスで収監されています。
イギリスの裁判所は、2021年にアサンジ被告のアメリカへの引き渡しを認める決定を下しましたが、被告側の申し立てを受けて追加の裁判が必要かどうか審理を行っていました。
26日、イギリスの裁判所はアメリカ側に対してアサンジ被告が公正な裁判を受けられる保証を示すよう求める決定を下しました。
アメリカ側から保証が示されなかった場合、被告側が求める追加の裁判を認め、保証が示された場合は5月20日に移送の是非を判断するとしています。