「嫡出推定」の制度 4月1日から変更へ “周知図る”小泉法相 - Easy News

妊娠にんしんや出産しゅっさんの時期じきによって父親ちちおやを推定すいていしている「嫡出ちゃくしゅつ推定すいてい」の制度せいどが来月らいげつ1日にちから変かわり、再婚さいこんしている場合ばあいは、離婚りこんから300日にち以内いないに生うまれた子こどもでも、今いまの夫おっとの子こと推定すいていされることになります。小泉こいずみ法務ほうむ大臣だいじんは、新あたらしい制度せいどのもとで子こどもを不安ふあんなく育そだててほしいとして周知しゅうちを図はかっていく考かんがえを示しめしました。

民法みんぽうの「嫡出ちゃくしゅつ推定すいてい」の制度せいどでは、離婚りこんから300日にち以内いないに生うまれた子こどもは、前まえの夫おっとの子こと推定すいていすることなどが規定きていされていて、これを避さけたい母親ははおやが出生しゅっしょう届とどけを出ださないことが、戸籍こせきのない子こが生しょうじる主おもな原因げんいんだと指摘してきされてきました。

こうした課題かだいを踏ふまえて民法みんぽうが改正かいせいされ、来月らいげつ1日にちから「嫡出ちゃくしゅつ推定すいてい」の制度せいどが変かわります。

具体ぐたい的てきには、

▽再婚さいこんしている場合ばあい、離婚りこんから300日にち以内いないに生うまれた子こどもでも今いまの夫おっとの子こと推定すいていし、

▽女性じょせいの再婚さいこんを100日間にちかん禁止きんしする規定きていも廃止はいしされます。

また、

▽「嫡出ちゃくしゅつ推定すいてい」による父親ちちおやと子こどもの関係かんけいを解消かいしょうする裁判さいばん手続てつづきについて、父親ちちおやだけに認みとめられている申し立もうしたての権利けんりを子こや母親ははおやにも拡大かくだいします。

新あらたな制度せいどの対象たいしょうとなるのは、来月らいげつ1日にち以降いこうに生うまれた子こどもですが、それ以前いぜんに生うまれた子こに関にかんしても、経過けいか措置そちとして1年間ねんかんは、子こや母親ははおやが「嫡出ちゃくしゅつ推定すいてい」を解消かいしょうすることができます。

小泉こいずみ法務ほうむ大臣だいじんは記者きしゃ会見かいけんで「戸籍こせきがない人ひとやその母親ははおやは、まずは近ちかくの法務局ほうむきょくに相談そうだんしてほしい。新あたらしい民法みんぽうのもとで子こどもを不安ふあんなく育そだててほしいので、パンフレットやウェブサイトなどを通をつうじて周知しゅうちを図はかっていく」と述のべました。

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