8年前、
大阪堺市で
象印マホービンの
元副社長など2人が
殺害された
連続強盗殺人事件で、
1審と
2審で
死刑が
言い渡された
被告に対し、
最高裁判所は
上告を
退ける判決を
言い渡し、
死刑が
確定することになりました。
大阪堺市の
無職、
西口宗宏被告(57)は、
平成23
年、
堺市の
住宅で、
象印マホービンの
元副社長尾崎宗秀さん(
当時84)を
殺害し
現金を
奪った
ほか、
その1か月前には
同じ市内の
田村武子さん(
当時67)を
連れ去り、
現金を
奪ったうえで
殺害したとして、
強盗殺人などの
罪に
問われました。
1審と2審が死刑を言い渡したのに対し、被告側は死刑は重すぎるとして上告していました。
12日の判決で最高裁判所第3小法廷の岡部喜代子裁判長は「強固な殺意に基づいた計画的な犯行で、殺害方法は冷酷だ。刑事責任は極めて重大で、被告のために事情を十分考慮しても死刑はやむをえない」と指摘して上告を退け、西口被告の死刑が確定することになりました。