大学で指導を受ける、オリンピック4連覇の伊調馨さんからは「いつも通りを心がけて」と試合前にアドバイスをもらったということで「これ以上ないくらいの勇気になった。すごいものを背負っていた人からのアドバイスは力になった」と話しました。
代表に内定した世界選手権に向けては「この大会で優勝した瞬間、うれしさがあったが、不思議と世界選手権で優勝するという目標がすぐに頭に浮かんだ。優勝してパリオリンピックの代表の座を絶対に持ち帰りたい」と意気込みを話しました。
東京 渋谷区の東京体育館で行われているレスリングの全日本選抜選手権は、ことし9月、セルビアで行われる世界選手権の代表選考を兼ねていて、世界選手権でメダルを獲得するとパリオリンピックの代表に内定します。
大会3日目の17日は男女合わせて13の階級で試合が行われました。
このうち、女子53キロ級の決勝では19歳の藤波選手と同い年の清岡もえ選手が対戦しました。
藤波選手は長い手足を生かして鋭いタックルを決めたり、相手の攻めをうまくかわして背後を取ったりして着実にポイントを重ね、6対0とリードして前半を終えました。そして、後半も相手を場外に出したり巧みな動きで背後に回ったりして、10対0のテクニカルフォール勝ちで優勝を果たしました。
これで中学2年生から続く公式戦の連勝は「122」となりました。
去年12月の全日本選手権に続いて優勝を果たした藤波選手は、世界選手権の代表に内定しました。
一方、57キロ級ではオリンピック3連覇を目指す金城梨紗子選手が東京大会以来、初めてこの階級の公式戦に出場しましたが、準決勝で21歳の櫻井つぐみ選手に1対11のテクニカルフォールで敗れました。
大学で指導を受ける、オリンピック4連覇の伊調馨さんからは「いつも通りを心がけて」と試合前にアドバイスをもらったということで「これ以上ないくらいの勇気になった。すごいものを背負っていた人からのアドバイスは力になった」と話しました。
代表に内定した世界選手権に向けては「この大会で優勝した瞬間、うれしさがあったが、不思議と世界選手権で優勝するという目標がすぐに頭に浮かんだ。優勝してパリオリンピックの代表の座を絶対に持ち帰りたい」と意気込みを話しました。