イギリスの中央銀行(イングランド銀行)は深刻な物価高を抑制するため、政策金利を年5%に引き上げると発表しました。約15年ぶりの高水準です。
イングランド銀行は22日、政策金利を年4.5%から5.%に引き上げると発表しました。
0.5%の上げ幅は市場の予測を上回りました。
今回の利上げはおととし12月以降、13回連続で2008年のリーマンショック以来の高水準となりました。
イギリスの先月の消費者物価指数は去年の同じ月と比べて8.7%上昇と、依然としてインフレが続いています。
特に食品価格の高騰が深刻で、先月までの1年間で卵や牛乳が約3割、グラニュー糖が5割値上げするなど、市民生活に影響を及ぼしています。
イングランド銀行は利上げの終了時期を検討していましたが、インフレを抑える目的で利上げを継続したとみられます。