Japanese News: 【随時更新】ロシアウクライナに軍事侵攻（26日の動き）

ロシアによるウクライナに対にたいする軍事ぐんじ侵攻しんこうが続つづいています。

ウクライナの各地かくちでロシア軍ぐんとウクライナ軍ぐんが戦闘せんとうを続つづけていて、大勢たいせいの市民しみんが国外こくがいへ避難ひなんしています。ロシア国防省こくぼうしょうとの確執かくしつを深ふかめ、首都しゅとモスクワに部隊ぶたいを進すすめていた民間みんかん軍事ぐんじ会社かいしゃワグネルの代表だいひょうは、部隊ぶたいを引き返ひきかえし、本格ほんかく的てきな武力ぶりょく衝突しょうとつは回避かいひされたとみられます。

戦闘せんとうの状況じょうきょうや関係かんけい各国かっこくの外交がいこうなど、ウクライナ情勢じょうせいをめぐる26日にち（日本にっぽん時間じかん）の動うごきを随時ずいじ更新こうしんでお伝おつたえします。

（日本にっぽんとウクライナ、ロシアのモスクワとは6時間じかんの時差じさがあります）

【25日にち詳細しょうさい】これまでのワグネル関連かんれんの動うごきを詳くわしく

ゼレンスキー大統領だいとうりょう「侵略しんりゃくが長引ながびくほど、ロシアが劣化れっか」

ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうは25日にち、新あらたな動画どうがを公開こうかいし、アメリカのバイデン大統領だいとうりょうのほかカナダのトルドー首相しゅしょう、ポーランドのドゥダ大統領だいとうりょうとも電話でんわ会談かいだんを行おこなったことを明あきらかにし、各国かっこくの支援しえんに謝意しゃいを示しめしました。

また、ロシアで武装ぶそう反乱はんらんを起おこした民間みんかん軍事ぐんじ会社かいしゃワグネルの動向どうこうなど一連いちれんの情勢じょうせいをめぐっても意見いけんを交かわしたうえで「ロシアの侵略しんりゃくが長引ながびけば長引ながびくほど、ロシア自身じしんがますます劣化れっかする」と強調きょうちょうしました。

ウクライナ国防こくぼう相しょう「事態じたいは正ただしい方向ほうこうに進すすんでいる」

ウクライナのレズニコフ国防こくぼう相しょうは25日にち、アメリカのオースティン国防こくぼう長官ちょうかんと電話でんわ会談かいだんを行おこなったことを、みずからのツイッターで明あきらかにしました。

この中なかで、レズニコフ国防こくぼう相しょうはロシアで武装ぶそう反乱はんらんを起おこした民間みんかん軍事ぐんじ会社かいしゃワグネルをめぐる一連いちれんの情勢じょうせいを踏ふまえ、「ロシアの政権せいけんは弱よわい。ウクライナからロシア軍ぐんを撤退てったいさせることが、ロシア側がわにとって最善さいぜんの選択せんたくだという点てんでわれわれは一致いっちした」としています。そしてウクライナ軍ぐんの反転はんてん攻勢こうせいと今後こんごの展開てんかいについても議論ぎろんしたとした上うえで「事態じたいは正ただしい方向ほうこうに進すすんでいる。ウクライナは勝利しょうりするだろう」と主張しゅちょうしています。

また、オースティン国防こくぼう長官ちょうかんもツイッターに投稿とうこうし「われわれは、ウクライナが必要ひつようとするかぎり、共ともに歩あゆんでいく」としています。

ゼレンスキー大統領だいとうりょう「プーチン政権せいけんの弱よわさ露呈ろてい」米べい大統領だいとうりょうと会談かいだん

ウクライナ大統領だいとうりょう府ふは25日にち、ゼレンスキー大統領だいとうりょうが、アメリカのバイデン大統領だいとうりょうと電話でんわ会談かいだんを行おこなったことを明あきらかにしました。

会談かいだんでは、ロシアで武装ぶそう反乱はんらんを起おこした民間みんかん軍事ぐんじ会社かいしゃワグネルをめぐる一連いちれんの情勢じょうせいについても意見いけんが交かわされ、ゼレンスキー大統領だいとうりょうは「24日にちの出来事できごとでプーチン政権せいけんの弱よわさが露呈ろていした」と述のべたということです。そして、世界せかいがロシアに圧力あつりょくをかけ続つづける重要じゅうよう性せいを強調きょうちょうしたということです。

また、ゼレンスキー大統領だいとうりょうは「すべての領土りょうどが完全かんぜんに解放かいほうされるまで、ウクライナと共とともに歩あゆむというアメリカの覚悟かくごに感謝かんしゃしている」と述のべ、アメリカの支援しえんに謝意しゃいを示しめした上うえで、射程しゃていの長ながい兵器へいきの支援しえんなど防衛ぼうえい協力きょうりょくのさらなる拡大かくだいについても話し合はなしあったということです。

一方いっぽう、アメリカのホワイトハウスによりますと、バイデン大統領だいとうりょうは、会談かいだんで、アメリカとして揺ゆるぎない支援しえんを行おこなう意向いこうを重かさねて示しめしたということです。

プーチン大統領だいとうりょうルカシェンコ大統領だいとうりょうと今後こんごの対応たいおう協議きょうぎか

ベラルーシの大統領だいとうりょう府ふは、ルカシェンコ大統領だいとうりょうがロシアのプーチン大統領だいとうりょうと25日にち午前ごぜん中ちゅうに電話でんわで会談かいだんしたと発表はっぴょうしました。会談かいだんの詳細しょうさいは明あきらかにしていませんが、ルカシェンコ大統領だいとうりょうは前日ぜんじつの24日にちにも2回かいにわたって、プーチン大統領だいとうりょうと電話でんわで会談かいだんし、民間みんかん軍事ぐんじ会社かいしゃワグネルの代表だいひょう、プリゴジン氏しによる武装ぶそう反乱はんらんをめぐって協議きょうぎしたとしています。

ロシア大統領だいとうりょう府ふの報道ほうどう官かんは、プリゴジン氏しがベラルーシに行いくという見通みとおしも示しめしていて、両りょう首脳しゅのうの間まで、今後こんごの対応たいおうを協議きょうぎした可能かのう性せいもあるとみられます。

米べい国務こくむ長官ちょうかん「非常ひじょうに深刻しんこくな亀裂きれつを目の当まのあたりに」

ロシアで武装ぶそう反乱はんらんを起おこした民間みんかん軍事ぐんじ会社かいしゃワグネルをめぐる一連いちれんの情勢じょうせいについて、アメリカのブリンケン国務こくむ長官ちょうかんは25日にち、ABCテレビのインタビューで、ロシア国内こくないで「非常ひじょうに深刻しんこくな亀裂きれつが生しょうじていることを目の当まのあたりにした」と述のべました。

ブリンケン長官ちょうかんは「プリゴジン氏しは、ロシアがウクライナに侵攻しんこうした前提ぜんていそのものに疑問ぎもんを呈ていし、プーチン大統領だいとうりょうのリーダーシップに対にたいして極きわめて公然こうぜんと挑戦ちょうせんしている」と指摘してきした上うえで、プリゴジン氏しが、これまでにも公然こうぜんと批判ひはんし緊張きんちょうが高たかまっていたため、今回こんかいの事態じたいは驚おどろきではないという認識にんしきを示しめしました。

またブリンケン長官ちょうかんはCBSテレビのインタビューで「ロシアの核兵器かくへいきの態勢たいせいに変化へんかは見みられない」と述のべる一方いっぽうで、引き続ひきつづき状況じょうきょうを注視ちゅうししていく考かんがえを示しめしました。

ロシア外務省がいむしょうワグネル対応たいおうめぐり “中国ちゅうごくの支持しじを得えた”

ロシア外務省がいむしょうは25日にち、声明せいめいでルデンコ次官じかんが中国ちゅうごくの北京ぺきんを訪問ほうもんし、秦はた剛つよし外相がいしょうと会談かいだんしたと発表はっぴょうしました。

この中なかで「中国ちゅうごく側がわは6月つき24日にちの出来事できごとに関連かんれんした国内こくない情勢じょうせいを安定あんていさせるためのロシア指導しどう部ぶの努力どりょくに対にたいする支持しじを表明ひょうめいした」として、民間みんかん軍事ぐんじ会社かいしゃワグネルの代表だいひょう、プリゴジン氏しがロシアの首都しゅとモスクワに向むけて部隊ぶたいを進すすめた際さいの対応たいおうなどについて協議きょうぎしたとみられ、中国ちゅうごく側がわの支持しじを得えたと強調きょうちょうしました。

中国ちゅうごく外務省がいむしょうの報道ほうどう官かんは25日にち夜よる、コメントを発表はっぴょうし「これはロシアの内政ないせい問題もんだいだ。友好ゆうこう的てきな隣国りんごくとして、中国ちゅうごくはロシアが国家こっかの安定あんていを維持いじし、発展はってんと繁栄はんえいを実現じつげんすることを支持しじする」としています。

北朝鮮きたちょうせん「ロシア指導しどう部ぶが下くだす選択せんたくと決定けっていを支持しじ」

北朝鮮きたちょうせん外務省がいむしょうのイム・チョンイル外務がいむ次官じかんは25日にち、ピョンヤンに駐在ちゅうざいするロシアのマツェゴラ大使たいしと会談かいだんしました。

国営こくえいの朝鮮ちょうせん中央ちゅうおう通信つうしんによりますとイム次官じかんは、ロシアの民間みんかん軍事ぐんじ会社かいしゃワグネルの代表だいひょうプリゴジン氏しが首都しゅとモスクワに向むけて部隊ぶたいを進すすめたことなどについて「武装ぶそう反乱はんらん事件じけん」と指摘してきし、「ロシア指導しどう部ぶが下くだす選択せんたくと決定けっていを強力きょうりょくに支持しじする」と述のべたということです。

北朝鮮きたちょうせんはウクライナへの軍事ぐんじ侵攻しんこうをめぐりロシアを支持しじする立場たちばを繰り返くりかえし表明ひょうめいし、関係かんけい強化きょうかを図はかっています。イム次官じかんは会談かいだんで「ロシア軍ぐんと人民じんみんが試練しれんと難関なんかんに必かならず打ち勝うちかち、特別とくべつ軍事ぐんじ作戦さくせんに英雄えいゆう的てきに勝利しょうりすることを確信かくしんしている」と強調きょうちょうしたということです。