テイラー・スウィフトは、今年は新作をリリースしていないにもかかわらず、2023年の米国音楽業界を席巻し続けている。最新作の『ミッドナイツ』は、2022年の発売以来、好調な売り上げが続いているが、驚くべきことに、それ以外のアルバムも、今年数十万枚も売れているのだ。
音楽業界誌『HitsDailyDouble』によると、米国では今年、スウィフトのアルバム4作が販売枚数換算ですでに50万枚を突破している。メジャー・アーティストの場合、最近のアルバム1~2作が好調な売れ行きを維持することは珍しくないが、4作が今年上半期だけでこの偉業を達成したことは、本当に驚くべきことだ。
スウィフトのアルバムの中でトップを走っているのは『ミッドナイツ』で、昨年の年間売り上げが320万枚だったのに対し、今年はすでに180万枚相当が販売されている。このアルバムは、ニューシングルのリリースや「エラスツアー」でのパフォーマンスなど、継続的なプロモーション活動によって支えられている。
年内には、さらに少なくとも1~2作のアルバムが50万枚を突破すると予想されている。過去作品の再録音版である『レッド(テイラーズ・ヴァージョン)』は50万枚に近づいており、7月上旬には同じく再録版のアルバム『スピーク・ナウ(テイラーズ・ヴァージョン)』をリリースする予定だ。両作ともに、今年のアルバム売上ランキングの上位に入ると予想されている。