埼玉県出身の
渋沢栄一の
新一万円札が7
月3
日に
発行されるのを
前に、
埼玉県は
渋沢ゆかりの
地をPRして
観光需要を
喚起しようと29
日、
東京都内の
駅などで
観光キャンペーンを
行っています。
渋沢栄一は、埼玉県深谷市出身の実業家で「近代日本経済の父」と呼ばれていて、7月3日に発行される新1万円札に肖像がデザインされています。
埼玉県はこれを機に渋沢ゆかりの地をPRして観光客の誘致につなげようと29日、観光キャンペーンを行っていて、午前中はJR有楽町駅前で大野知事や職員など10人ほどが参加しました。
大野知事は、渋沢のトレードマークともいえるシルクハットにえんび服姿で登場し、深谷市の旧渋沢邸「中の家」などゆかりの場所が書かれた観光チラシが入った1万円札を模したケースを手渡し、一緒に写真を撮るなどして県内の観光地をPRしていました。
キャンペーンは午後に池袋やさいたま新都心でも行われます。
埼玉県観光課の江後真澄主幹は「渋沢の出身の深谷市はもちろん、川越市や秩父の長瀞などゆかりの地がたくさんあるので、渋沢の足跡をたどりながらグルメを楽しむなどして、埼玉の魅力を多くの人に味わってもらいたい」と話していました。