非常に強いハリケーン「ベリル」が1日、カリブ海南東部のウィンドワード諸島を通過し、破壊的な暴風と集中豪雨をもたらしました。
ベリルは同日午前11時すぎ、最大風速約67メートルの勢力をともなってグレナダ領カリアク島に上陸しました。同島が属するグレナディーン諸島を通過したハリケーンとしては、観測史上最大の強さとされます。
グレナダのミッチェル首相は1日の記者会見で、カリアク島と姉妹島のプティト・マルティニーク島で大規模な被害が報告され、「カリアクはわずか30分で壊滅状態になった」と述べました。
首相府の報道官によると、各地で送電設備が破壊され、主島のグレナダ島では95%の地区が停電。