ロイター通信などによりますと、10日、エルサレムのイスラム教の聖地アルアクサ・モスク周辺でパレスチナ人とイスラエル治安部隊との衝突が起きました。
投石する数百人のパレスチナ人に対し、治安部隊は音響閃光(せんこう)弾やゴム弾などを発射しました。
この衝突で、少なくとも305人のパレスチナ人がけが、うち数人は重体です。
また、治安部隊側にも21人のけが人が出ています。
10日は1967年の第3次中東戦争でイスラエルが東エルサレムを占領したことを祝う「エルサレムの日」にあたり、緊張が高まっていました。
また、ガザ地区を実効支配するイスラム組織「ハマス」はイスラエルに向け、ロケット弾を発射したことを認めました。
このうち1発が車に命中し、イスラエル人1人がけがをしています。