オーストラリア西部の移民収容施設で、収容者らが5カ月前から脱出用のトンネルを掘り進めていたことが分かりました。移民当局の関係者がCNNに語りました。
それによると、トンネルの入り口は施設内の一室にある整理だんすの下に隠れていました。そこから複数の部屋と道路の下を通り、約15メートル先まで達していました。
トンネルは施設の周囲に設けられた3重の囲いのうち、一番内側のフェンスを越えていましたが、外側のフェンスまで掘るにはあと2カ月かかったと推定されます。
収容者らは冷蔵庫の部品や木製の引き出しなどを使い、携帯電話のライトやろうそくの火を頼りに、看守の目を盗んで作業を進めていました。