そのうえで「はるばるフロリダからカリフォルニアまで来てレースに出られないのは残念だが、今は東京オリンピックに向けて慎重にならなければいけない時期なのでしかたがない」と話していました。
今後のレースの予定に影響はないとしています。
陸上男子100メートルで9秒97の日本記録を持つ22歳のサニブラウン選手は、おととし10月の世界選手権以来、新型コロナウイルスの感染拡大の影響などでレースから遠ざかっていました。
サニブラウン選手は15日、アメリカのカリフォルニア州で行われた大会の男子100メートルでおよそ1年7か月ぶりにレースに出場する予定で会場でウォーミングアップを繰り返していましたが、レース直前に急きょ欠場することになりました。
サニブラウン選手は会場に残って出場予定だった100メートルのレースを見届けたあとNHKの取材に応じ、欠場の理由について「左足に疲労がたまっている」と説明しました。
そのうえで「調子は悪くなかった。足は深刻な状況ではない。ここで無理に行くよりも万全の状態で調整したほうがいいと思った。無理をするよりも、最後に笑って今シーズン終えたいと思っている」と時折笑顔を見せながら話しました。
サニブラウン選手が出場予定だったレースは、2015年の世界選手権で銅メダルを獲得したアメリカのトレイボン・ブロメル選手が9秒92で制しました。
そのうえで「はるばるフロリダからカリフォルニアまで来てレースに出られないのは残念だが、今は東京オリンピックに向けて慎重にならなければいけない時期なのでしかたがない」と話していました。
今後のレースの予定に影響はないとしています。