アメリカの先月4月の消費者物価指数は国内景気の回復で需要が拡大したことから4.2%上昇し、12年7か月ぶりの大幅な伸び率となりました。
アメリカ労働省が12日に発表した4月の消費者物価指数は、前の年の同じ月に比べて4.2%上昇しました。物価が大きく落ち込んだ1年前の反動に加えて、巨額の経済対策で国内景気が回復し需要が拡大したことが要因で、2008年9月以来、12年7か月ぶりの伸び率となっています。
また、変動が大きいエネルギーと食品を除いたコア指数も3.0%の上昇と1996年1月以来の高い水準で、景気回復を受けたインフレ圧力への警戒感が一段と強まりそうです。