会合かいごうはサウジアラビアの呼よびかけで行おこなわれ、会合かいごう後ごに発表はっぴょうされた声明せいめいではイスラエルによる攻撃こうげきについて「パレスチナ人じんに対にたいする残虐ざんぎゃくな敵対てきたい行為こういで、安全あんぜんや平和へいわへの直接ちょくせつ的てきな脅威きょういだ」と非難ひなんし、即時そくじ停止ていしを求もとめました。

イスラム諸国しょこくをめぐっては、去年きょねん8月つき以降いこう、UAE＝アラブ首長しゅちょう国こく連邦れんぽうやバーレーンなどアラブ諸国しょこく4か国かこくがアメリカのトランプ前ぜん政権せいけんの仲介ちゅうかいでイスラエルと国交こっこう正常せいじょう化かで合意ごういし、バイデン政権せいけんも関係かんけい正常せいじょう化かの動うごきを後押あとおしする姿勢しせいを示しめしています。

イスラエルとイスラム諸国しょこくの接近せっきんで孤立こりつを深ふかめてきたパレスチナ暫定ざんてい自治じち政府せいふのマリキ外相がいしょうは、会合かいごうで「イスラエルによる植民しょくみん地ち主義しゅぎ的てきな占領せんりょう政策せいさくに立ち向たちむかい、終おわらせなければならない。最近さいきんのイスラエルとの関係かんけい正常せいじょう化かはこのための役やくには立たたない」と述のべてこうした動うごきをけん制けんせいし、改あらためて結束けっそくを呼よびかけました。

EUはこれまでも繰り返くりかえし声明せいめいを発表はっぴょうし、双方そうほうに自制じせいを求もとめています。

一方いっぽう、フランスやドイツ、イギリスなどヨーロッパ各国かっこくではイスラエルに対にたいして攻撃こうげきの停止ていしを求もとめるデモが広ひろがっています。

このうち、フランスのパリでは15日にち、混乱こんらんを警戒けいかいして警察けいさつが許可きょかを出だしていないにもかかわらず、およそ3000人にんがパレスチナの旗はたを持もって街まちなかを行進こうしんし、パレスチナへの支持しじを訴うったえました。

これに対にたいして警察けいさつは、放水ほうすい車しゃや催涙さいるいガスで排除はいじょに乗り出のりだし、45人にんが拘束こうそくされる事態じたいになりました。