また、柴田さんは、地図で会場を探しながら来たということで「会場の場所はわかりづらかったですが、会場の茶色い建物はテレビで見たことがあり、人も多く集まっていたのでここだと思いました」と話していました。
接種会場の周辺には複数のスタッフがプラカードを持ち、道案内を行っていました。 夫婦で訪れた品川区の67歳の男性は「事前の案内もあったのでスムーズに到着できました。ワクチンを打つこと自体に特に不安はありません」と話していました。 目黒区の65歳の男性は「会場の場所を事前に調べていたし案内もたくさんあったので迷わずに来ることができました。できるだけ早くワクチン接種をしたいと思っていたが、家族全員の協力で予約が取れたのでよかったです」と話していました。 予約時間の1時間ほど前に会場に到着したという世田谷区の80歳の男性は、「ふだん来ない場所で、不安でしたが、意外とスムーズに来ることができました。早く着きすぎてしまったのでどこかで時間を過ごしたいと思います」と話していました。
また、渋谷区の78歳の女性は「自治体の接種は予約の電話がなかなかつながらないので、こちらで接種することにしました。最初は自分で予約しようと思いましたがインターネットの操作は難しく 娘が代わりに予約してくれました。事前に下見をしていたので迷わずに来ることができましたし、会場の中も混乱はなく、スムーズに接種できてよかったです。ワクチンが接種できて、とてもほっとしています」と話していました。
一方、各市区町村が実施している接種の会場では、引き続き、ファイザーのワクチンを使用する方針です。 政府は、ワクチンの1回目と2回目の接種の間隔が、モデルナは4週間、ファイザーは3週間で、異なることから、混乱が生じるのを避けるための対応だと説明しています。
民間の看護師と民間企業のスタッフは、東京、大阪の会場で合わせてそれぞれ200人が配置され、東京会場には、民間の看護師が110人、民間企業のスタッフが130人、大阪会場には、民間の看護師が90人、民間企業のスタッフ70人が、毎日、配置されるということです。 また、医師や看護師の資格を持つ「医官」や「看護官」と呼ばれる自衛隊員は、すでに接種を終えているケースが多いものの、会場運営にあたる自衛隊員は、ほとんど接種が進んでいないことから、ワクチンが余った場合は、こうした隊員への接種にも充てたいとしています。 防衛省では、可能なかぎりワクチンが余らないよう計画的に接種を進めつつ、余った場合でも、ワクチンがむだにならないように対応するとしています。
会場に到着すると、接種を受ける人はまず、屋外にあるプレハブの建物で検温と受け付けを済ませ、庁舎の中に入ります。 ワクチンを接種する場所は合同庁舎の2階、4階と7階、それに10階に設けられていて、それぞれの階で接種に伴う一連の流れが完結するようになっています。 このうち2階は、重い基礎疾患があるなど、接種が可能かどうかの判断に時間がかかる人や車いすで生活している人など、より配慮が必要な人のための場所で、全体として接種がスムーズに進むようフロアが分けられています。 エレベーターで各階に到着すると最初に行われるのが「予診票」の確認です。 名前や生年月日、連絡先のほか初めての接種かどうかや体の具合が悪いところはないかが漏れなく書かれているか確認されます。 このあと、それぞれのブースに入って、医師による問診を受けます。 問診を行うのは医師の資格を持つ自衛隊員、「医官」で、体調などを聴き取ったうえでワクチンを接種しても問題ないかが判断されます。 問題ないと判断されれば接種のためのブースに移動し、ここで、ワクチンが接種されます。 接種を行うのは看護師や准看護師の資格を持つ自衛隊員や民間の看護師です。 接種を終えるとブースから出て移動し、接種券と一緒になっている「接種済証」に製薬会社の名前や製造番号などが書かれたシールが貼られるほか、接種した場所や日付が記入されます。 また、2回目の接種の日程もこの場で決まることになっています。 このあと、さらに移動して副反応が出ないかの「経過観察」が行われます。 15分程度様子を見て、問題がなければ、一連の接種が終わります。 防衛省は、一連の接種で1人当たりにかかる時間は30分ほどと見込んでいます。 また、4つのフロアをあわせると「問診」のブースは36個、「接種」のブースは35個設置されているということで、防衛省は、スタッフが作業に習熟し、スムーズに進むようになれば東京会場だけで1日で最大、1万人程度の接種が可能になると見込んでいます。 このほか、センターでは、接種を受ける人の動線はすべて一方通行になっているほかエレベーターホールには間仕切りが設けられ、これから接種を受ける人と接種を終えた人が接触しないようにしていて、センター内での感染を防ぐための対策も講じられています。
予約できるのは接種券を持つ65歳以上の高齢者で、24日から今月30日までの間、東京都と大阪府のいずれも全域に住む人を対象に今月31日から来月6日までの分が予約できます。 対象地域を拡大しての受け付けは、東京の会場については、24日午前11時ごろ、大阪の会場は24日午後1時ごろから始まる予定です。 来週には対象地域はさらに拡大され今月31日から来月6日までの間は、東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県と大阪、京都、兵庫の2府1県に住む人が、来月7日から13日までの分が予約できます。 このあとの期間については、住民票がなくても、これらの地域に住んでいる高齢者については予約が可能になります。 接種券のほか、住所が書かれた郵便物などを示してもらい、居住実態を確認することを検討しているということです。 また、防衛省は今後、高齢者だけでなく基礎疾患がある人や高齢者施設で働く職員などで自治体から接種券が送られてきた人も接種の対象にすることにしていて詳細が決まりしだい発表するとしています。 予約の受け付けはインターネットに限られていて、防衛省は操作に不慣れな高齢者の問い合わせなどに応じるため、電話の専用窓口を開設しています。 電話番号は東京会場は、0570-056-730、大阪会場は、0570-080-770で、土日祝日も含めて午前7時から午後9時まで受け付けています。 予約方法のほか、会場への経路などの問い合わせにも応じるということです。
午前7時ごろから高齢者が次々と会場に
接種終えた人は
モデルナのワクチンで混乱回避
ワクチン余れば民間の看護師に
東京 大規模接種センターとは
予約受付の地域拡大
自衛隊が運営する政府の大規模接種センターは、東京・大手町と大阪市北区に設置され、いずれも午前8時すぎからワクチン接種が始まりました。
24日接種を受けるのは、東京会場は23区内、大阪会場は大阪市内に住み、いずれも事前にインターネットで予約できた65歳以上の高齢者で、東京会場で5000人、大阪会場で2500人の合わせて7500人の予定です。
使用されるのはモデルナのワクチンで、防衛省は医師や看護師の資格のある自衛隊員を東京会場におよそ180人、大阪会場におよそ100人をそれぞれ派遣するほか、民間の看護師などの協力も得て接種を進めます。
23日、大阪会場を視察した中山防衛副大臣は「万全の態勢が整っていることが確認できた。これまでの経験を生かして、全力で頑張っていく」と述べました。
また、24日は予約の2回目の受け付けも始まり、65歳以上の高齢者のうち、東京は東京都内全域、大阪は大阪府内全域に対象を拡大し、東京は午前11時ごろ、大阪は午後1時ごろから、今月31日から来月6日までの合わせて10万5000人分の予約を受け付ける予定です。
政府は、最終的には対象地域を東京会場は、東京、千葉、埼玉、神奈川の1都3県、大阪会場は大阪、京都、兵庫の2府1県に広げ、東京で1万人、大阪で5000人の合わせて1日最大1万5000人の接種が可能になるとしていて、7月末までの高齢者の接種完了の実現に向けて接種の加速につなげたい考えです。
東京会場に1番乗りの男性「早く打ちたいという気持ちと期待」
午前6時20分すぎに東京会場に1番乗りで到着した東京 品川区の柴田健次さん(65)は「『早く打ちたい』という気持ちと『いよいよ打てる』という期待があって、朝4時くらいに目が覚めてしまいました。大規模接種センターは、人が多く集まるのが不安ですが、東京では65歳という年齢では早く接種できないので、ここでは接種できる利点がよかったです」と話していました。
東京 大手町の大規模接種センターでは、接種開始前の午前7時ごろから高齢者が次々と会場を訪れました。
接種を終えた東京 北区の69歳の女性は「自治体の接種も考えましたが、『1日でも早く予約が取れる方を』と思い、こちらでの接種を予約しました。やっと順番が回ってきてよかったです。海外ではかなり接種が進んでいるようなので、もう少し早く接種できればよかったと思います」と話していました。
政府は、24日から東京と大阪に開設する大規模接種センターや、宮城、群馬、愛知の各県がそれぞれ独自に設ける大規模接種の会場では、モデルナのワクチンを使用し、今後、都道府県や政令指定都市が大規模接種会場を設ける場合なども同様の対応をとるとしています。
防衛省は、キャンセルなどでワクチンが余った場合、東京、大阪のいずれも、会場で接種関連の業務にあたる民間の看護師や会場の案内や受け付けを行う委託先の民間企業のスタッフに優先的に接種する方針です。
政府が設置する新型コロナウイルスワクチンの大規模接種センターのうち、東京の会場は、大手町にある合同庁舎3号館に設置されました。
大規模接種センターでの接種の予約は24日から対象地域を拡大して受け付けられます。
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