日韓の
外務省の
局長による
協議が
行われ、
日本側は「
徴用」をめぐる
問題で、
韓国が
国際法違反の
状態を
是正するよう、
改めて求めましたが、
進展はありませんでした。
また、日韓の軍事情報包括保護協定=GSOMIAの失効が来週に迫る中、日本側は韓国に対し賢明な対応を求めました。外務省の滝崎アジア大洋州局長と、韓国外務省のキム・ジョンハン(金丁漢)アジア太平洋局長は、1か月ぶりに15日午前、東京の外務省でおよそ2時間半協議を行いました。
この中で太平洋戦争中の「徴用」をめぐる問題について、日本側は、韓国が国際法違反の状態を速やかに是正するよう改めて求めましたが、韓国側から具体的な解決策は示されず、進展はありませんでした。
また、韓国側の破棄の決定によって日韓の軍事情報包括保護協定=GSOMIAの失効が来週23日に迫る中、日本側は現下の地域の安全保障環境を踏まえた賢明な対応を求めました。
これに対し、韓国側は日本が韓国向けの輸出管理の強化を撤回すれば、再検討する用意があるという従来の立場を示したということです。
協議の終了後、外務省の幹部は、記者団に対し「協議は途中段階であり、外交当局の意思疎通は続けたい」と述べました。