新潟市の
繁華街にある
ビルで15
日、
飲食店店員の20
歳女性が
刃物で
刺されて
殺害された
事件で、
指名手配された
知り合いの25
歳の
男が
現場で
待ち伏せして
女性を
襲った
疑いがあることが
捜査関係者への
取材で
分かりました。
新潟市中央区の
ビルで15
日午後9時ごろ、
このビルに
入っている
飲食店の
店員、
石澤結月さん(20)が
男に
刃物で
刺されて
死亡しました。
警察は、知り合いで、埼玉県上尾市出身の齋藤涼介容疑者(25)が事件に関わったとして、殺人の疑いで逮捕状を取り、全国に指名手配しました。
捜査関係者によりますと、目撃情報や防犯カメラの映像などから、石澤さんが出勤するところを待ち伏せして襲った疑いがあるということです。
一方、埼玉県警によりますと、事件前日に、齋藤容疑者の母親から警察署に「息子が交際していた彼女を傷つけて、自殺するとほのめかしている」と電話で相談があったため、警察官を派遣して本人に接触したいと伝えましたが、母親は「まずは家族で状況を確認したい」などと答えたということです。
警察は、2人の間にトラブルがあったとみて、いきさつを調べるとともに、引き続き行方を捜査しています。
現場近くの飲食店店長「男性が座っているのを見た」
現場近くにある飲食店店長の男性は「事件の3時間余り前に現場のビルの向かいにある自動販売機のすぐ脇でシュッとした感じの男性がうなだれてかばんの中を触って座っているのを見た。あの時間に座っているのは不自然だし、変だと思った。事件が起きた時にあの人が犯人なのかなと思った」と話していました。