福井県の民家で住人の無職岸本芳雄さん(93)、妻志のぶさん(95)、息子の建設会社役員太喜雄さん(70)の遺体が見つかった事件で、太喜雄さんに対する殺人容疑で逮捕された妻で建設会社役員政子容疑者(71)が、2年前から3人の介護をしていたことが18日、捜査関係者への取材で分かりました。
県警は18日、政子容疑者を送検しました。太喜雄さんの司法解剖の結果、死因は頸部圧迫による窒息死です。今後、芳雄さんと志のぶさんの死因も調べます。
容疑者は、脳梗塞の後遺症で足が不自由な太喜雄さんの会社への送り迎えをしていたほか、昼には芳雄さんと志のぶさんの食事のため自宅に戻っていました。