和歌山市で
ビルの
工事用の
足場から
鉄パイプが
落下し、
通行していた
男性に
直撃して
死亡した
事故で、
調べに対し
現場の
作業員が「
誤って
落としてしまった」という
趣旨の
説明をしていることが
分かりました。
警察は
現場で
安全管理が
徹底されていなかったとみて
調べています。
19日、和歌山市中心部にある12階建てのビルの屋上付近に設けられた工事用の足場から重さ5キロほどの鉄パイプが落下し、近くを歩いていた大阪市に住む26歳の銀行員の男性の頭部に当たり死亡しました。
この事故で警察は20日、業務上過失致死の疑いでいずれも和歌山市にある工事の元請けの「SIGN TAKASE」と下請けの「ヒロケン」を捜索し、業務日誌などを押収しました。
警察によりますと、当時7人が足場の解体作業にあたっていて、作業員は調べに対し「鉄パイプを誤って落としてしまった」という趣旨の説明をしているということです。
現場では、事故の4日前にも鉄パイプが落下していて、2つの業者は防護ネットの設置や、落下防止用のロープを鉄パイプに取り付けるなどの再発防止策を立て工事を再開していました。
警察は現場で安全管理が徹底されていなかったとみて調べています。