陸上の
国際競技団体 世界陸連は、
組織的なドーピング
問題で
資格停止が
続くロシア
陸上競技連盟について、
新たな
不正の
疑いが
発覚したとことから、
処分解除に
向けた
審査の
手続きを
停止するとともに、
不正が
認定された
場合は
除名処分を
総会に
諮るなど
厳しい姿勢で
臨むことにしています。
世界陸連は22
日、モナコで
理事会を
開き、ロシア
陸連の
会長など幹部と
選手、
コーチ、
合わせて
7人が
共謀し
虚偽の
書類を
作成するなどして、ドーピング
検査の
違反行為を
隠蔽した
不正の
疑いが
発覚したことを
受け、ロシア
陸連の
処分解除に
向けた
適正審査の
手続きを
停止したと
発表しました。
また、来月12日まで弁解の猶予を与えたうえで、ロシア陸連の不正が認定された場合は除名処分を総会に諮ることも承認しました。
ロシア陸連は、組織的なドーピング問題で2015年から資格を停止され、ロシアの陸上選手はオリンピックや世界選手権に国の代表として参加が認められず、潔白を証明することなど条件を満たした場合に個人の資格で出場しています。
しかし、今回違反した選手がこの制度を利用していたことから、世界陸連は制度の存続についても検証することを決めるなどロシア陸連に対して厳しい姿勢で臨む方針で、来年の東京オリンピック・パラリンピックへの影響が注目されます。