台湾産パイナップルの輸出は、9割以上が中国向けです。収穫は3月からなので、台湾の農家は大打撃を受けています。
輸入禁止の理由について、中国政府は「検疫で有害生物を検出したため」としてます。
これに対して台湾の当局は「驚きました。10月から検疫を強化し、その後656回、出荷をしたが100%合格しました。なぜ、いきなりこうなったか」と述べました。
日本の専門家によりますと、「食品の輸入禁止」は、各国で行われています。ただ、「害虫が見つかった」という名目をでっちあげるケースもあると言いました。
中国中央テレビは、ここにきて国内のパイナップル農家を紹介しました。「あと2週間ほどで食卓に届く」などとアピールしています。一方、台湾は中国以外の輸出先を模索。日本へもこれまでにない量が届く見込みです。台湾産パイナップルのケーキを扱う店は、今回の件を、前向きに捉えています。